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特命教授 塚本智宏

特命教授 塚本智宏

<専門領域>

教育史・子どもの権利史 J.コルチャックの思想と実践

<著書(単著のみ)>

(2004) 『コルチャック 子どもの権利の尊重』

(2018) 『子どもにではなく、子どもと、コルチャック先生の子育て・教育メッセージ』かりん舎 (2019) 『コルチャックと「子どもの権利」の源流』子どもの未来社

<学会発表>

(2024/教育方法学会)「子どもの声を受けとめる“子どもの権利”の探究と教育実践―J.コルチャック(1878-1942)の思想と実践から―」

(2023/教育史学会) 「20世紀子どもの権利史におけるE.Jebb,K.N.Ventseli,並びにJ.Korczakの位置―M.リーベル『下からの子どもの権利』を参照しながら―

(2024/日本教育学会大会ラウンドテーブル企画 コルチャック『子どもをいかに愛するか(家庭の子ども編)』を読む―コルチャック子育て・教育学テキストの検討― 企画代表

< 講演 >

札幌市児童館職員研修会 2022.2.17.10:00-11:30 「子どもの権利とは何かー子どもの権利条約の理念とDr.コルチャックの実践に学ぶー」

鳥取県ユニセフ10周年講演会2023.12.3.「人間としての子どもの尊重 J.コルチャック」

千葉県ユニセフ協会主催学習会 2024.10.30. 「コルチャック先生と「子どもの権利条約」
ー子どもの権利主体・意見表明・参加権を考えるー」   etc.

〈プロフィール〉

1955年北海道北見出身 1986年北海道大学大学院教育学研究科博士課程終了PhD(教育学博士)。19世紀のロシア教育史を研究,1990年代映画『コルチャック先生』をみたころから子どもの歴史や権利思想への関心を持ち強める。 道内4大学で、主に教職課程の教員として研究・教育に従事。2000年代に入る頃から本格的にコルチャック研究を開始。2005年から2011年名寄(短大-)大学勤務中、科研費によるポーランド短期留学を通じてコルチャック研究を前進させ、その成果を大学の紀要論文などで発表。その後、東海大学札幌校に移り、没後70年国際コルチャック年のワルシャワ国際会議にコルチャックの子どもの権利論の研究報告発表のため招待される。その後、20世紀前半の子どもの権利論のフロンティア3者(E.ジェッブ・J.コルチャック・K.N.ヴェンツェリ)の研究でロシア、イギリス、ポーランドに短期留学で研究資料を集め、その後、それらの研究報告をまとめて、拙著(コルチャックと「子どもの権利」の源流)とする。その後、関連する教育法学会・教育史学会・教育方法学会で一連のコルチャックの子どもの権利研究の成果の紹介・報告をしてきた。この間、コルチャックは子どもの権利の理論家のみならず実践家としても各地各分野で関心を寄せられ、道内の市行政機関や保育・学童保育機関や他県のユニセフ、子ども環境研究会などでの講演活動も続けてきている。この間、コルチャック研究を支え教育普及する”日本ヤヌシュ・コルチャック協会”の代表理事を継続、また子どもの権利条約総合研究所北海道事務所の副所長などを経験してきている。本名寄市立大学の特命教授として、わが国の子どもの権利の研究・教育の前進のため、これまでの研究蓄積を踏まえ、様々な形で貢献をしたいと考えています。

<ポーランド等国際研究交流や外国スタディツアーの企画、出張関係のスナッフ写真>

〇2009年 科研出張 ポーランド国立特別支援教育アカデミー(大学)で夜、会議室で日本教育史(教育勅語)講義 ポスターには意味不明のイロハニホヘト透かし文字

〇ポーランドの2012年子どもの権利オンブズマン主催J.コルチャック国際会議参加・研究報告。前ポーランドオンブズマンとともに記念写真、この会には「戦場のピアニスト」シュピルマンの夫人も参加。これらについて学内で報告会開催。

〇2006/2018年アウシュビッツ・トレブリンカへ日本からコルチャックスタディツアー

〇2014年ジュネーブ元国際連盟文書図書館内セーブザチルドレン創始者E.ジェッブ関連歴史文献調査(左2枚) モスクワで 漢字日本語教育“子ども”の探索・発見(右2枚)

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