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泉 史郎 助教(栄養学科)が学術論文「サルコペニアの予防・改善に寄与する食生活の考察 」を発表しました。

業績概要

論文・書籍等の区分 論文
本学執筆者

泉 史郎

論文・書籍名

サルコペニアの予防・改善に寄与する食生活の考察

著者名(著者一覧)

泉 史郎、鈴木 純子

搭載誌名・出版社名

天使大学紀要

刊号・掲載ページ等

Vol.20, No.1, p17-36(2019)

内容要旨

 サルコペニアの予防・改善に寄与する食生活について考察するために、我が国の社会的情勢とサルコペニアの定義の変遷、有病率、加齢や疾患との関連を整理し、栄養療法と骨格筋に関わる最近の研究について検証した。エネルギー、たんぱく質だけでなく、ビタミンD、抗酸化物質、n-3系脂肪酸などの栄養素も、サルコペニアの予防・改善に有用であることが示唆されており、これらの栄養素の相互作用を無視することはできない。食事パターンの分析は、サルコペニアを予防・改善する総合的な食事戦略を提供する上で重要な鍵となるのではないかと考えられる。栄養だけでなく、生活活動や運動がなければ十分な筋肉量、筋力、および身体機能に対する効果は得られないことを念頭におかなければならない。また、サルコペニアと原疾患の治療との関連も十分に考慮しなければならない。

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