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子どもはどのように文学を学ぶのか? 書き言葉の前史の心理学研究

社会保育学科・講師
 石本 啓一郎(いしもと けいいちろう)
[修士(教育学)]
【研究分野】教育心理学、言語発達

研究概要

 文字の読み書きは学習の基礎だと言われますが、子どもはどのような過程を経て文字を学ぶのでしょうか。大人が文字を教える前に、子どもが文字を学ぶことを可能にする「書き言葉の前史」があるはずです。私は、他者とのコミュニケーションや自分自身の思考の「道具」としての書字や描画に注目して子どもの文字獲得のメカニズムを研究しています。

書き言葉の前史とは?

 大人が文字を教える前に、子どもが文字を学ぶことを可能にする過程、いわば文字への準備の過程を「書き言葉の前史」と呼びます。幼児期の子どもたちは、「正しい文字」を書くことは無くても、多様なかたちの線を描き、それを他者とのコミュニケーションや自分の思考の「道具」として利用しています。このように道具として線の意味を作り出すことが、文字へ進むことを可能にしているのではないかと考えています。

研究の方法は?

 書き言葉の前史を研究するために、心理学をベースに実験を行っています。実験では、保育所、幼稚園、小学校の子どもたちと先生方にご協力いただき、子どもたちが課題(例えば、文を後で思い出せるようにメモをかく課題)に取り組むところを観察し、分析しています。実験のほかに、学校や家庭で子ども達の様子を観察させていただいたり、保育所や小学校でワークショップを実施したり、複数の方法を試みています。

アピールポイント

 子どもの書き言葉の前史を調べると、「読み書き」とは何なのかを考え直すことになります。子どもの発達から学ぶことが多くあります。

教員プロフィール

石本 啓一郎

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