関 朋昭 准教授(教養教育部)が学術論文「学校運動部活動の体罰問題に関する管理論的一考察」を発表しました。
業績概要
論文・書籍等の区分 | 論文 |
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本学執筆者 | 関 朋昭 |
論文・書籍名 | 学校運動部活動の体罰問題に関する管理論的一考察 |
著者名(著者一覧) | 関 朋昭 |
搭載誌名・出版社名 |
北海道体育学研究 第50巻 北海道体育学会 |
刊号・掲載ページ等 | 2015.第50巻 pp.69~79 |
内容要旨 |
体罰問題が未だ落ち着かない。本研究は、体罰を未然に防ぐための方法論を整理し、体罰が「起こる/起こらない」は、「ピア・プレッシャーが効いている/効いていない」が関係しているのではないか、という仮説を立てた。管理論のピア・プレッシャーの理論的な枠組みから演繹させて説明的に考察した。 ミシェル・フーコーのパノプティコンを引き、まずは「垂直的管理」と「水平的管理」の概念を整理し、特に日本的経営の特徴でもある「水平的管理」は、ヨコのつながりの中で連携していくうえで、ある集団内のひとつの秩序や規範を保つために有効に管理できる可能性を秘めることを明らかにした。 本研究が対象とした3つの体罰問題の事例から、体罰を組織的に管理するための一つの方策を解いた。 |
