宮内 俊一 准教授が「ソーシャルスキル・トレーニングとしてのセカンドステップの効果」という論文を発表しました
業績概要
論文・書籍等の区分 | 論文 |
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本学執筆者 | 宮内俊一 |
論文・書籍名 | ソーシャルスキル・トレーニングとしてのセカンドステップの効果 |
著者名(著者一覧) | 宮内俊一 |
搭載誌名・出版社名 |
社会福祉士 (2013年3月1日発行) 日本社会福祉士会 |
刊号・掲載ページ等 | 20号 50-56 |
内容要旨 | 近年,児童養護施設に入所してくる子どもたちの大半は被虐待児である.被虐待児は,身体的,心理的に傷を負っていて,虐待的な関わりでしか人と人の繋がりができないでいる。学校や施設での生活で多くの子どもたちと人間関係を取り結ぶときに,虐待による傷つきで,いらだち,暴力,暴言でしか表現方法を知らないことが推察できる。その関係はいじめといじめられ関係を形成しているように思われる。いじめないではいられないし,いじめられる関係でしか人間関係を築けないのである。そうした被虐待児にコミュニケーションを通して,自分の気持ちや相手を思いやる気持ち,怒りの扱いやトラブルの解消の仕方を学ぶ必要性を感じ,生活の場にソーシャルスキル・トレーニングである「セカンドステップ」導入して,人間関係が修復できることを実証した。 |
