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国際交流センター職員紹介

国際交流センター長 あいさつ

国際交流センター長  呉 小玉

呉 小玉  本学の国際交流センターは今年で設立3年目を迎えます。新年度の人事で前センター長の小古間甚一先生は教養教育部長になり、新任の私がセンター長に推薦されました。
 センターは、本学の「平和・人権・異文化理解に関する学習を通し、社会的視野を持って、主体的に学ぶ学生を養成する」という教育理念に沿って、現在、韓国の東国大学慶州キャンパスとの交流事業を進めています。さらにこの事業をベースに、国際的な輪を広げるための活動を展望して、鋭意努力中です。
 グローバル化社会の進展の中で、人と人との交流の重要性が増しています。とくに、本学の学生が学ぶ諸学科は、いずれも人間を対象にしている関係上、豊かな感性と深い人間愛を持つ人間性の育成がとくに求められています。そのため、国際交流を通して外国語力の向上を図るとともに、広い視野と国際性を持つ豊かな人間性を養うことができれば、本学の教育目標に大きく貢献できると思います。
 中国にはこのような昔話があります。井戸で生活しているヒキガエルは、自分が一番大きいと思っています。その井戸を海ガメがのぞいてみました。海ガメの体は井戸より何倍も大きいので、ヒキガエルがそんな狭いところで何をしているかと不思議に思い、聞いてみました。するとヒキガエルは自分の住みここち良さを話して、海ガメもきてみませんかと誘いました。しかし、海ガメは体が大きくて入れないので、自分の住んでいる海の広さなどをヒキガエルに話し、外に出てみたらと誘いました。そこでヒキガエルは井戸からはじめて出て海に行き、その広さにびっくりしました。
 この話は「井の中の蛙」「海知らず」という諺になって今日まで伝えられてきました。だれでも知っている諺だと思いますが、私にとってはいましみじみと感じる諺です。
 私自身は日本に来る前は、このヒキガエルのように自分の看護が世界で一番だと思っていました。私の祖国である中国は改革・開放によって、1980年代から人々の生活のレベルや質が昔と比べ遙かによくなりました。大学生のほとんどは国費で大学に通い、卒業後は国が職場を指定してくれ、短期間でキャリアアップできるようになりました。私も大学卒業後まもなくして病院の看護管理のトップに立つようになり、この国の看護レベルの高さに満足していました。当時、中国の大多数の看護師は海外とくに先進国のことを知らず、看護界の留学も少なかったのです。
 幸いなことに私は笹川医学奨学生として選ばれ、神戸市看護大学に看護管理・看護教育の研修生として一年間留学することになりました。日本に来てみて、自分の知らないことばかりで、いっぱい学ばせていただきましたが、一年間の研修はあっという間に終わってしまいました。帰国後には留学経験のある看護管理者に対して、さらに昇進の機会を与えてくれましたが、私としてはもっと世界の看護学を学びたく思い、自費留学で日本に戻ってきました。
 いま静かに私自身の成長を振り返ってみると、笹川医学奨学金によって日本に留学できたことが、人生の最も大きな転機となっています。肌で感じ、耳で聞き、目で見た、見聞や経験こそが無形の価値になり、人間の豊かさに繋がることをこの留学の経験によって気づかせていただきました。異文化と触れ合うことは、自らの文化をもっと知ることに繋がると実感できたのです。つまり外の世界に行ってみないと、自分自身を客観的に見ることができないのです。
 留学生が自分の国を離れて異国を訪ねるとき、だれでも多少の不安はあると思います。だが、東国大学に留学し帰国した学生の感想を聞くと、受け入れてくださった東国大学の温かい待遇への感謝、および異文化に触れたことに対する興奮、そして国は違っても同じ学問を志す者同士の共感など、語りつくせないほど沢山のものを得たとのことでした。
 今後も本センターの国際交流事業に深いご理解を賜り、さらに多くのご支援、ご協力をくださいますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

国際交流委員の紹介

李 相済

李 相済  青春時代は「自分探し」の時といいますが、本当の自分はなかなか見えないものです。これは自分の国や文化についても同じで、内側だけにいてはなかなか見えてきません。そのような中にあって、自分を自文化の外側に置くことは、本来の姿を知るよい方法で、ここに国際交流を推し進める意味があると思います。外国人と快く積極的に触れ合うためには専門的な技術や知識も確かに必要でしょうが、単なる知識の詰め込みではなく、外国の文化を体験し、その底にあるものを掴もうとする態度が大事だと思います。そして、基本のレベルで、思いやりを持って、自分と異なる人たちの文化を尊重し、身近に触れ合うことが国際交流の第一歩ではないかと思います。

Martin Meadows

Martin Meadows International exchange means finding your place in the world by opening your heart to it. Discovering the things that bind us all together allows us to accept and overcome the things that separate us, often artificially, from one another. International exchange is a mirror through which we gain a deeper understanding of our own identities as well as those of others, and thus realize the possibilities for true world peace.

国際交流とは、世界に向けて心を開き、世界の中で自分の位置を見出すことです。私たちみんなを結ぶものを発見してはじめて、お互いを隔てる(人為的に行われることもしばしばありますが)ものを受け入れ、それを乗り越えることができます。国際交流はひとつの鏡です。その鏡を通して、他者が何であるかだけでなく、自分が何者であるかをも深く理解することができ、本当の世界の平和に向けて何ができるかを知ることができます。

小古間 甚一(こごま じんいち)

小古間 甚一  開学2年目から始めた韓国の東国大学との交流がきっかけで、韓国への関心も強くなりました。韓国映画を観たり、毎年冬に受け入れている東国大学の学生たちと交流で、覚えたてのハングルを使ってみたり、外国語を学ぶ楽しさを新たに味わっている今日この頃です。欧米諸国と日本では文化も言語もかなり違うという感じですが、日本と韓国では文化も言語も似ているところがあり、また違うところもあるというところに面白さを感じます。戦時中の日韓の歴史には悲惨な出来事がたくさんありましたが、そうした過去を忘れるのではなく、むしろそれらをしっかりと認識した上で、新しい日韓の未来を作り上げていくことが大切だと思っています。

糸田 尚史

糸田 尚文  私は日本語しか話せませんが、岩手県立大学社会福祉学研究科の院生室では、韓国の2名の留学生さん、中国の1名の留学生さん、中国朝鮮族の1名の留学生さんと、とても親しくなりました。日常会話や御食事会を通じて、お互いの国の文化について学び合い、知識と友情が深まりました。これからも、日本の「手遊び歌」などの遊びも媒介にしながら、さらなる交流ができることを願っています。

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