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卒業後の進路

看護学科就職進路指導目標

看護学科就職進路委員会では,学生一人ひとりの適性や将来展望を大切にし,学生の進路や就職に関する相談・指導の充実を図り,入学早期から資格取得や就職進路について総合的かつきめ細やかな支援を行うことを目標としています。

教育目標

  • 人間の基本的理解を尊重し、人間を全人的に広く理解し行動できる人材を育む。
  • 科学的根拠に基づいた看護の実践的判断ができる人材を育む。
  • 対象となる人々の生活の質(QOL)を考慮して、主体的、自立的に看護を実践できる人材を育む。
  • 地域社会の保健・医療・福祉の統合、向上に取り組める人材を育む。
  • 主体的に学習する能力と自ら研究する態度を持ち、継続的に自己を研鑽する人材を育む。
  • 異文化を理解するとともに多様な価値観を認識し、国際的視野を持って活動することができる人材を育む。

取得可能資格・免許

卒業後の進路 看護師国家試験受験資格・看護師
保健師国家試験受験資格・保健師

就職・進路支援

入学早期からのキャリア教育の充実

看護師,保健師をはじめ明確なキャリアイメージをもって入学することの多い学科ですが,そのイメージは一人ひとり同じではありません。本学の特徴である少人数教育を活かし,学生一人ひとりの個性を大切にし,将来への夢や希望に耳を傾けながら,就職・進路に関する相談・指導を行っています。また,キャリアイメージは看護を学ぶプロセスにおいて変化していくことも少なくありません。適切なキャリアイメージの形成,それに向けた自己の研鑽,意欲の向上・維持など,入学から卒業まで継続的かつ多面的な就職・進路に関する支援活動を展開しています。さらに,学生自身が将来設計を考える機会とすることを目的に,認定看護師,大学院進学経験者などによる体験談や活動内容を聞く機会を設けて,学生のキャリアプランニングを支援しています。

豊富な就職・進路情報

就職・進路に関する情報は,北海道内のみならず全国から送られてくる求人案内等を検索,閲覧できるように,掲示やWEBサイト等を工夫しています。また,就職試験を受験した先輩たちの受験報告書から,筆記試験の出題傾向や小論文・作文のテーマ,面接の形式や内容等を閲覧できるようにしています。採用サイドからの情報だけでなく,受験者サイドからの情報も得られ,それらを参考に就職活動の具体的な対策を検討できます。

こまやかな就職・進路相談

教員の立場から,学科就職進路委員による就職・進路支援を行うとともに,全ての教員がそれぞれのキャリアや専門性を活かして就職・進路の相談・支援を行っています。さらに,就職支援室には経験豊富な専任の就職相談員が常駐し,情報提供,相談,指導等を行い,進路選択や就職活動へのこまやかなアドバイスをしています。

就職ガイダンス

入学時から卒業時まで適時ガイダンスを実施し,情報提供ととともに学生のモチベーション維持に努めています。また,毎年6月頃,本学を会場に道内外の病院や関連施設による病院合同説明会を開催しています。就職・職業イメージを明確なものにし,自己の進路を考える機会にすることを目的としています。名寄にいながらにして,道内外の様々な地域にある病院のスタッフと直接と出会い,そこに就職した本学卒業生から就職活動や仕事の体験談を聞く機会となっています。この説明会での出会いが就職につながった先輩達も少なくありません。

就職・進路状況

本学の看護学科では,2011年3月に56名の卒業生を送り出しました。2010年度の進路状況は,看護師41名,保健師11名,進学4名であり内定率は100%でした。

進路・職種別分類

進路・職種別分類

就職先地域別分類(看護師)

主な就職・進学先

【看護師】

名寄市立総合病院 JR札幌病院
旭川医科大学病院 八雲総合病院
旭川赤十字病院 国立病院機構八雲病院
利尻富士町保健センター 信州大学医学部付属病院
北海道大学病院 日本赤十字社医療センター
市立札幌病院 東京都立松沢病院
札幌厚生病院 亀田総合病院(千葉)
札幌社会保険総合病院 千葉大学医学部付属病院
北海道社会保険病院 財団法人 井之頭病院
KKR札幌医療センター斗南病院 東京都保健医療公社荏原病院
KKR札幌医療センター 東海大学医学部付属八王子病院
札幌北喩病院 横須賀共済病院
札幌西円山病院 日本医科大学

【保健師】

名寄市 芽室町保健センター
和寒町 釧路町役場
浜頓別町役場 赤井川村健康支援センター
興部町福祉保健総合センター 蘭越町保健福祉センター
豊富町役場機構 日高町役場

【進学】
    天使大学大学院助産研究科(学位課程)
    札幌市立大学助産専攻科

就職進路に関する年間スケジュール

就職進路に関する対策講座や模擬試験に関するスケジュールはこちらをご覧ください。

国家試験結果および国試対策

平成22年度卒業生 国家試験合格状況

看護師国家試験 保健師国家試験
受験者 56名 受験者 56名
合格者 56名 合格者 54名
合格率 100.0% 合格率 96.4%
全国平均 96.4% 全国平均 89.7%

模擬試験

学習進度の確認と国家試験受験の準備のため,1年次から低学年用模擬試験を実施しています。4年次の模擬試験は,学生自身が勉強の進み具合や就職試験のスケジュールに合わせて計画的に受験します。4年次については,模擬試験受験料が一定額に達した場合,大学後援会から補助があります。
模擬試験の結果をふまえて,看護学科教員による個別指導を行い国家試験合格に向けたサポートを実施しています。また,学内Web等を活用した自己学習支援の充実も図っています。
学生は自分の学習スケジュールに合わせて選択して受験していますが,学習の進度を確認できるように最低限受けるよう指導しているものもあります。結果は学科就職進路委員や学科教員から手渡しで返却し,指導や相談の機会にしています。

国家試験対策講座

本学を会場として学内外の講師による国家試験対策講座を開催しています。4年次1回目の講座は,学習計画の見直しと国家試験受験への動機づけが1日も早くできるように4月に行っています。『人体の構造と機能』『疾病の成り立ちと回復の促進』に焦点をあて,国家試験の出題が多い疾患を取り上げて「解剖」「病態」と関連付け,その後の学習のベースとなる基礎的な分野を確認・整理することから始めています。その後は,基礎知識を応用して考える力や状況を分析する力をつけられるように,また,その時点での自分の学力を把握して,効率的な学習スタイルを作り上げていけるように,専門基礎科目,専門科目など数回に分けて計画的に実施します。学内講師による対策講座は無料,学外講師による対策講座の費用は自己負担ですが,4年次には大学後援会からの補助があります。

卒業生からのメッセージ

藤波 有紗(ふじなみ ありさ)さん 名寄市立総合病院 看護師

藤波有紗  私は今年の4月から名寄市立総合病院に勤務しています。正直、今は、一日一日が精一杯で、苦悩することも多々ありますが、科長をはじめ,プリセプターさんだけでなく、スタッフ全員が、私が成長できるよう丁寧にご指導してくれたり、「大丈夫かい?」と声をかけてくださるおかげで、心強く働くことができています。また、大学時代に実習でお世話になった患者さんや指導者さん、熱心にご指導して下さった先生方、互いに励まし合いながら同じ夢を追いかけた仲間達、どんな時も温かく見守っていてくれた家族の大きな支えがあったからこそ、今の私があるのだと実感しています。
 患者さんが、元気になって退院していく姿を目にした時、やりがいを感じ、看護師になってよかったと心から思います。これからも、新たな出会いを大切にしながら感謝の気持ちを忘れず看護師そして、一社会人として恥じることのないよう、日々精進していきたいと思います。

加藤 千怜(かとう ちさと)さん 士別市立病院 看護師

加藤千怜  2010年3月に卒業し、4月から地元の士別市立病院に就職して4ヵ月が過ぎたところです。整形外科病棟に配属となり、手術や点滴、注射、牽引、ギブス巻きなど新しいことを覚える日々です。実習で訪れた病院でもあるので、職場の雰囲気に馴染みやすかったです。
 仕事は、まだまだ分からないことが多く、緊張が強い毎日ですが、先輩看護師さんや医師の方々の温かいフォローのおかげで毎日楽しく勤務しています。

室矢 剛志(むろや たけし)さん 猿払村役場猿払村保健福祉総合センター 保健師

室矢剛志  僕は市町村保健師として勤務しています。保健師と言われても具体的にイメージできない人が多いかと思います。大学入学前の僕もその一人でした。
 「看護学科を受験する」と考えている受験生の皆さんのほとんどは、病院で看護師として働くことを夢見ていませんか。看護職の中には、看護師のほかに保健師という職種も含まれています。保健師は地域で生活している「人」を支えることが仕事です。病院ではなく、地域というフィールドの中で「看護」をしています。
 名寄市立大学では、地域保健・医療・福祉について多くのことを感じ取り、僕は地域を支える市町村保健師を選択しました。看護職を目指すのであれば、大学生活で多くのことを経験して「自分の理想の看護職像」をみつけてほしいと思います。知識や手技よりも大切なことであると僕は思います。名寄市立大学での大学生活は、そんな大切な何かに気づかせてくれる4年間でした。

富樫 由佳(とがし ゆか)さん 天使大学大学大学院進学

富樫由佳  私は助産師を目指して大学院に進学しました。有資格でありながらも臨床経験が全くない中で実習を行ったり、臨床経験者と共に学ぶことには大きな不安がありましたが、名寄の大学時代に培ってきたコミュニケーション能力や実践を生かして、今は自信を持って日々学んでいます。助産師は2つの命を預かるという意味で責任ある立場にあり、緊張感の中でも生命の誕生という素晴らしい瞬間に立ち会えるということに誇りを持っています。今は妊産褥婦さん、そして赤ちゃんにとって一番近くで寄り添える助産師を目指しています。大学時代に大切な仲間と学んできたことや思い出が今の私の前進するための、そして向上するための大きな糧となっています。

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