HOME > 学部・学科案内 > 保健福祉学部 社会福祉学科 > 社会福祉士とは > 記者倶楽部が行く その1

記者倶楽部が行く その1

その1 「社会福祉士って???」

第1回目は、下川町にある特別養護老人ホーム「あけぼの園」施設長の松野尾さんにご協力いただき、インタビューをしてきました。松野尾さんは、北海道社会福祉士会道北地区支部長でもあり、日々ご活躍されています。

松野尾さんに聞きました!!

Q.そもそも「社会福祉士」とはどういう方たちなのでしょうか?

A.私たちがこの世の中で生きていくためには、周りの人々の支えが何よりも必要です。私たちは生まれてから、たくさんの多様な人々に出会い、それぞれの人生を歩み続けます。たとえば、就職、結婚、出産、育児などの節目を迎え、その中で病気や怪我をしたりしながら、年齢を重ねていきます。

日本は世界に例を見ないほどのスピードで少子高齢化が進み、あらゆる分野で問題が深刻化してきています。社会福祉全体を考えてみたときには、もっとたくさんの問題を観ることとなります。

社会福祉士は、それらの生活問題で困っている人々の相談に応じ、必要な援助を行う職業だと言えます。「社会福祉士法及び介護福祉士法(1987年)」では、社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること、又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者やその他の援助を行うことを業とする者との連絡及び調整」とされています。

Q.では具体的には、社会福祉士はどのような仕事をなさっているのでしょうか?

A.具体的な仕事としては、子ども、高齢者、障害を持っている人、生活保護制度利用者等の人々の立場に立ち、問題解決に向けて、その人の持つ能力や意欲を尊重しながら、社会福祉士がそれらを助言し、支援、調整等をすることとなります。

より具体的には、社会福祉士が働く主な職場は、以下のとおりです。

  • 児童福祉法に基づいた児童相談所や養護施設等
  • 身体障害者福祉法に基づいた身体障害者更生施設等
  • 生活保護法に基づいた救護施設、更生施設等
  • 社会福祉法に基づいた福祉事務所、社会福祉協議会等
  • 売春防止法に基づいた婦人相談所、婦人保護施設等
  • 知的障害者福祉法に基づいた知的障害者更生施設等
  • 老人福祉法に基づいた特別養護老人ホーム等
  • 母子及び寡婦福祉法に基づいた母子福祉センター等
  • 医療法に基づいた病院等

これらの社会福祉サービスを提供する場で、社会福祉士は活躍しています。 最近は、独立した個人事務所を開いている人もいるそうです。このように、社会福祉士は様々な場で活躍しています。今後も、多様化した社会福祉の課題に対して、地域や社会と連携して問題解決を図ったり、社会福祉サービスの向上に努めていくのが、社会福祉士の仕事なのです。

Q.では、社会福祉士になるにはどうすれば良いのでしょうか。

A.社会福祉士になるには、所定の科目を修了して受験資格を得、国家試験に合格しなければなりません。そして、国家試験に合格すると、「社会福祉士」を名乗ることができます。社会福祉士の国家試験を受験するためには、以下の条件を1つ以上満たしてなければなりません。

  • 高校生の場合
    高校を卒業して、4年生の福祉系大学を卒業すると、受験資格を得ることができます。
    また卒業後、社会福祉系の短期大学もしくは専門学校に通い、その後現場での実務経験を積むと、受験資格を得ることができます。
  • 短期大学生・専門学生の場合
    社会福祉系の短期大学もしくは専門学校に通い、その後現場での実務経験を1~2年積むと受験資格を得ることができます。
    また、社会福祉系以外の短期大学もしくは専門学校を卒業した場合は、実務経験を1~2年積んだあと、養成施設に1年通い、受験資格を得ることができます。
  • 大学生の場合
    社会福祉系の大学を卒業後、受験資格を得ることができます。
    また、社会福祉系以外の大学を卒業した場合は、養成施設に1年通うと受験資格を得ることができます。
  • 社会人の場合
    実務経験を5年以上積むと受験資格を得ることができます。4年間、実務経験を積んだ場合は、1年間、養成施設に通うことで受験資格を得ることができます。
    詳しくは、以下の表を参考にしてください。

社会福祉士国家試験

今回、松野尾さんよりお話を聴き、「社会福祉士」について、概略は理解できたように思います。今後、松野尾さんを通じて、各職場で活躍なさっている様々な社会福祉士の方々にもお話を聴くことで、私たちがめざす社会福祉士の実像に迫っていきたいと思います。

インタビューをまとめるごとに、HPにアップしていく予定です。ご期待ください。

登録日: 2008年6月21日 / 更新日: 2008年7月30日

▲トップへ