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2011年度名寄市立大学短期大学部“こども”セミナー開催報告

 1月14日、15日に“こども”セミナーを開催いたしました。学外からのべ約100名の保育関係者の皆様よりご出席を賜り、成功裏に終了いたしましたことをお礼申し上げます。


基調講演  今回の開催テーマは「子どもの人権を保障する:一人ひとりを大切にするために」でした。このテーマの下、1日目は第1部に「一人ひとりが大切にされる保育」と題して、東京都市大学客員准教授でありジャーナリスト・翻訳家でもある猪熊弘子氏による基調講演を行いました。講演の冒頭、猪熊氏は、保育所や幼稚園は子どもをただ無事に預かるだけではなく、子どもの命を守り一人ひとりを大切にすることを考えなくてはならないと述べました。そのうえで「赤ちゃんの急死を考える会」の調査結果と上尾保育所で起きた園児熱中症死亡事件の検証から、保育施設における子ども の死亡事件要因について検討していきました。死亡事件をなくすために、まずは保護者を含めた大人同士が日常から十分にコミュニケーションを取ること、そのための時間的・精神的ゆとりが保育現場に必要なことを指摘しました。そして、保育の専門性を高めるために勉強を継続することの大切さも確認しました。最後に、「目の前の子ども に最善の保育をすること」を参加者に訴えると同時に、「子ども子育て新システム」によって保育が福祉ではなく、市場原理を持ったサービス業に陥ってしまう危険性を警告しました。


意見交換  第2部は、「子どもの人権を保障する」というタイトルでシンポジウムを開催しました。旭川のびろ保育園主任保育士 奥 亜由美氏、学校法人旭川報恩学園みどり幼稚園園長 小山英明氏、社会福祉法人常徳会興正学園園長 秦直樹氏、名寄市立大学短期大学部講師 傳馬淳一郎の4名から報告がなされました。保育所、幼稚園そして児童養護施設において「子どもの人権」を保障する実践のあり方、そして「子どもの人権」について学習を深めることの重要性について、出席者とともに活発な意見交換を行いました。





施設内における子どもの人権  2日目は、「施設内における子どもの人権」(講師 家村昭矩本学教授)、「保護者支援」(講師 旭川のびろ保育園主任保育士奥氏)、「子どもの権利と保育」(講師 傳馬本学講師)の3つの講座を開きました。(右は「施設内における子どもの人権」での様子)
保護者支援

講座「保護者支援」の様子

子どもの人権と保育

講座「子どもの人権と保育」の様子

 以上、2日間にわたって、「目の前にいる子どもの最善の利益」そして「子どもの人権」について学び、考えた今年度の“こども”セミナーでした。

お知らせ

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